アジマティクス

ここをこうするとおもしろい

Googleのカラーピッカーを見てたら意外なことがたくさん分かった

注:この記事では色に関することを扱っています。環境によっては、色が正しく表示されていない場合がありますが本題を考える上では影響ありません。

検索するだけで計算してくれたり翻訳してくれたりすることでおなじみGoogleですが、「カラーピッカー」と検索するとカラーピッカーそのものが出てきてグリグリ動かすことができます。

カラーピッカーでGoogle検索

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やだなにこれめっちゃ便利......!

楽しいので小一時間グリグリしてたら、色々興味深いことがわかりましたのでシェアします。

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それじゃあ任意の自然数をひっくり返す関数でも作って遊ぶか

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関数を作るのって、結構楽しいんですよね。作曲や絵を描くのと同じで創作意欲が満たされるというか。

何言ってるかわからないと思うので、実際に関数を作って遊んでるときの私の脳内をトレースしました。

関数を作る

あ〜〜〜ヒマだな。関数でも作って遊ぶか。

そうだな......。例えば「1234」を「4321」にするみたいな、「自然数をひっくり返す関数」とかどうかな。

273なら372557188なら881755。うんうん。できなくはなさそう。ググってみたけど有名な関数でそういう機能を持つものはないみたいだな。いいぞ。作りがいがある。

関数だしとりあえずf(n)とでも名前つけとくか。こんな感じの問題になるかな。

自然数nに対して、nの各桁の値の並びを逆順にした数を与えるような関数f(n)を作れ。

うん。ワクワクしてきたぞ。なんでだろうな。絶妙に自分にも作れそうなレベルだからかな。

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素数大富豪大会MATH POWER杯決勝戦では何が起こっていたのか

会場は、異様なほどの静寂に包まれていた。

高まりに高まった興奮を、誰もが無理矢理押し殺している。そんな静寂だった。「息が詰まる」──。そう表現するのがいかにも相応ふさわしい。

ステージ上には三人の男が座っている。

そのうち二人がテーブルを挟んで向かい合い、もう一人はその間にいる。四角いテーブルの三面を埋めるかたちだ。残る一面はホール側に向かって開かれている。

向かって右の男は、落ち着き払った様子で不敵な笑みを浮かべている。大柄だが線は細く、色黒なのでとがった鉛筆を思わせる。

左の男は、それに比べれば少し落ち着かない様子だ。緊張している。そう見える。こちらも線は細いが、色白で、柔和な雰囲気をたたえている。

対照的な二人の態度は、「チャンピオン」と「挑戦者」のそれを思わせた。無理もない。世紀の大勝負が、これから始まろうとしているのだ。チリチリとけつくような緊張感が肌を刺す。

突然、右の男が「あ、あ、あ」と短く発声する。マイクテストだ。ステージは全国に生中継され、この時点での延べ視聴者数は十万人に達しようとしている。

マイクテストが終わると、再び静寂が訪れる。会場の青いライトが静かに二人を照らす。

その静寂を破って、もうひとりの男が言う。

「では、最初の手番を決めていただきたいので、じゃんけんをお願いします」

二人がじゃんけんをする。左の男が勝つ。トランプのカードが配られる。カードが十一枚であることを双方が確認する。考慮時間シンキングタイムが始まる。

素数大富豪である。

三人の男は、プレイヤーと素数判定員であった。

二〇十六年十月四日午前五時三十九分、「素数大富豪大会MATH POWER杯」決勝戦の幕が、切って落とされた──。

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